電源からの電圧(電気を流す能力)が、途中の配線で余計なエネルギーに消費される。 すると、電源の電圧に比べて、コンセントから取れる電圧は、低くなる。 電源の先にある末端のコンセントや負荷は、失われたエネルギー分の電圧が下がった状態となる。 これが電圧降下が発生する理由である。
電圧低下 どうなる?
電圧低下が断続すると、自動的にストップしたり誤った動作をする場合があります。 マグネットスイッチを使用している生産設備、空調機器、ポンプなどが停止する場合があります。 サイリスタ保護によるモーター停止によって、工場の操業、水道などが停止する場合があります。
電圧変動なぜ起こる?
電圧変動とは 電圧変動とは電源電圧が上昇や下降をすることです。 一般的には電源設備容量が小さい場合、大きな負荷を稼動させた時に 電圧が下がることが多いです。 これは、負荷は始動時に一時的に大電流(突入電流)が流れ、その影響でその系統の電圧は著しく低下することがあります。
電圧降下すると電流はどうなる?
電圧が降下することで電動機に流れる電流は増加し、モータの過熱を引き起こします。 また、すべり量も電圧が降下すると増加し回転数が低下します。 ・電源電圧上昇の場合電圧が上昇するとモータ電流値は下がりますが、モータの励磁電流分の増加によりモータ温度は上昇します。
瞬低 なぜ?
瞬時電圧低下の略で、電力系統に発生する事故が原因で瞬間的に電圧が低下する現象です。 瞬低の原因は落雷や雪害など自然現象によるものが殆どです。 通常は、落雷のエネルギーが大き い場合には、鉄塔の接地インピーダンスと雷電流の積に相当する過大な電圧により、電線と鉄塔 が同電位つまり地絡することになります。