ところで、どうして冬になるとこう「乾燥」しがちなのでしょうか。 大雑把にその理由を説明すると、まず冬は気温が低くなることで、屋外の空気中に含まれる水分(水蒸気)が水滴や氷になり、物理的に減ってしまうから。 加えてエアコンなど、水蒸気を発生させないタイプの暖房器具を稼働させることで、屋内の相対湿度が下がってしまうから。
冬 暖房 乾燥 なぜ?
暖房すると湿度が下がる エアコン暖房で「乾燥」するのは、室内の空気に含まれる水分が減ってしまうからではありません。 室内の温度が上がると、湿度(相対湿度)が下ってしまうために生じます。 空気が含むことのできる水分の量(飽和水蒸気量)は、空気の温度によって異なり、温度が高いほど多くの水分を含むことができます。
冬になるとなぜ湿度が低いの?
気温が低くなる冬は、空気中に含まれる水分が少なくなるため乾燥する。 また冬に暖房を使うと室温が高くなり、飽和水蒸気量が増える。 しかし加湿をしないと室内の水分量は変わらないため、飽和水蒸気量に対する空気中の水分割合が低くなる。
乾燥するのはなぜ?
乾燥を引き起こす原因は肌の「バリア機能低下」にあります。 バリア機能が正常な状態では、肌の水分が保たれているため、アレルゲンなどの侵入や外部刺激から肌は守られています。 しかし、このバリア機能が低下すると肌が乾燥しやすくなり、刺激も受けやすくなるのです。
乾燥する季節はいつ?
理想の湿度を保つことで、体感温度なども変わるというのは最近知られるようになってきましたね。 10月になると屋外の相対湿度が10%も下がるといわれています。 しかし、外が一番乾燥するのは1~2月の時期。 さらに冬は暖房器具を利用するため屋内と屋外の温度差が大きくなり、冬場の室内はとても乾燥してしまうのです。