発熱とは体温が平常より1℃以上高くなった状態。 発熱の原因のほとんどはウイルスや細菌の感染によるものですが、熱中症のように体温の制御が不能になって熱が高くなることもあります。
発熱 どのような状態?
発熱とは、体温が上昇した状態で、口腔体温計で37.8℃または直腸体温計で38.2℃より高ければ、体温が高いとみなされます。 「熱がある」という表現は、あいまいに使われることが多く、実際に体温を測っていなくても、熱っぽい、寒気がする、汗をよくかくなどの状態を指して用いられる場合もあります。
熱があるのって何度?
日本では感染症法の届け出基準に「発熱とは体温が37.5°C以上を呈した状態をいい、高熱とは体温が38.0°C以上を呈した状態をいう」と書かれていたり、インフルエンザワクチンなどの予診票に「明らかな発熱のある人(37.5°Cを超える人)は予防接種を受けられない」という注意書きがあったりします。
熱が出る なぜ?
発熱しているのは身体の中で免疫細胞がウイルスと戦っている証拠です。 体温を上げて免疫を活性化させ、ウイルスへの攻撃力を高めているのです。 通常は、私たちの身体は37℃前後に保たれています。 これは、脳にある視床下部が設定した温度(これをセットポイントと言います。)
夕方 熱が出る なぜ?
体温は、朝方がもっとも低く、その後身体を動かしたり、脳を働かせることで、徐々に上昇し、夕方にピークを迎えます。 そのため、健康なときに朝と夕方で2回体温を計ると、夕方の方が高くなるのが普通です。 なお、病気で発熱したときにも同じような体温の変動が見られます。