日本大百科全書(ニッポニカ)「変温動物」の解説 外界の温度によって体温が変化する動物のことで、恒温動物に対する語。 俗に冷血動物ともいう。 哺乳(ほにゅう)類と鳥類を除いたすべての動物(無脊椎(むせきつい)動物・魚類・両生類・爬虫(はちゅう)類)がこれに属する。
こうおんどうぶ?
恒温動物こうおんどうぶつ 外気温が変化しても体温を一定に保つことができる動物のことで、変温動物の対語。 また、定温動物ともいい、俗には温血動物ともいう。 鳥類と哺乳(ほにゅう)類が属し、体温は種類によって異なる。
トカゲ 何温動物?
変温動物は、恒温動物のように自力で体温を安定的に保つことができず、外気温や水温などに体温が影響を受けやすい動物と考えられる。 体温調節のために自身で能動的に産熱するのではなく日光などの外部の熱エネルギーを利用する。 例えばトカゲ類では、まず日光浴をして、体温を上げ、その後に活動に入るものがある。
人間 何温動物?
人間も恒温動物の端くれであり、全く動いていなくても代謝熱(基礎代謝熱)が発生する。 恒温動物のメリットは、外界の温度が変化しても体温を維持することで活動し続けることができる。
ないおんせいどうぶつ?
熱を得るメカニズムとして、呼吸などの体内の代謝を利用する動物。 これに対し、日光など熱源を外界に依存する動物が外温動物。