発痛物質は、物理的な刺激からはもちろんですが、血流が悪化しても作られます。 たとえば緊張や不安などで交感神経の興奮が続くと、血管を収縮させ血流が悪化、硬直した筋肉が末梢神経を圧迫・損傷したり、溜まった老廃物質が神経を刺激し、発痛物質を生成させる要因となります。 22 дек. 2010 г.
どうして痛いの?
痛みは、病気やけがなどで損傷した組織を修復する間、体を動かさないように警告する役割を担っています。 体内には神経が張り巡らされており、末梢(まっしょう)神経にあるセンサー(侵害受容器(しんがいじゅようき))が刺激を感知すると、電気信号が脊髄(せきずい)を通って脳に伝わり「痛い」と感じます。
なぜ炎症は痛むのか?
損傷した筋線維を修復するために白血球を中心とした血液成分が集まる。 このとき「炎症」が起き、刺激物質(ブラジキニン、ヒスタミン、セロトニン、プロスタグランジンなど)が生産され、筋膜(筋肉を包んでいる膜)を刺激する。 それが感覚中枢を介し、痛みとして感じる。
プロスタグランジン 痛み なぜ?
生理中は、子宮を収縮させ、はがれ落ちた子宮内膜を血液とともに「経血」として体の外に押し出す働きをする「プロスタグランジン」が分泌されます。 この分泌が多いと、子宮の収縮が過剰になって陣痛のような下腹部や腰の痛みの原因になります。
虚血 痛み なぜ?
痛みの原因は、虚血に陥った組織から、疼痛を誘発する物質が分泌され、痛みを生じさせるのですが、それがさらなる炎症や血管収縮を引き起こし、重症化をもたらすと考えられています。