肺がんの症状には,一般的な呼吸器疾患にみられる 咳 せき , 痰 たん , 血痰 けったん ,胸の痛み,動いたときの息苦しさ,発熱などがあります。
肺がん 咳 いつ?
肺がんで最も多い症状は咳と痰です。 肺がんの初期症状として、自覚しやすい特徴的な症状はありませんが、風邪をひいているわけでもないのに、2週間以上咳と痰が続く、血が混じった痰(血痰)が出る場合や、発熱が5日間以上長引く場合には、医療機関を受診しましょう。
肺がんの咳はなぜ出る?
肺がんの症状には、1週間しても改善しない悪くなる咳があります。 これは肺がんが気管支や肺を刺激してでる症状です。 肺がんが気管支に傷をつければ血痰(けったん)も起こしやすくなります。 肺がんが気管支を閉塞すると、ぜいぜいした息やその先に肺炎、気管支炎を起こしやすくなります。
肺がんはどこが痛む?
がんが、胸膜や胸壁に浸潤した場合には「胸や背中の痛み」がみられます。 肺の上の方にがんが発生した場合には「肩の痛み」や「うでのしびれ」がみられることもあります。 胸膜にがんがこぼれ落ちて(「播種」といいます。) がん性胸膜炎により胸水が貯まると、「咳」、「息切れ」や「呼吸困難」がみられます。
肺がん 喀痰 なぜ?
肺門型の肺がんは気道に近い部位にでき、気道が刺激されるので、早期のうちから咳や喀痰、血痰があらわれることがあります。 一方、肺野型の肺がんは気道から遠い部位にできるので、多くの場合、進行するまでは血痰はあらわれにくく、無症状で経過します。