肺がん検診は、胸部X線検査と喀痰細胞診の組み合わせで行われています。 胸部X線検査は、主として肺胞に近い肺の抹梢(表面に近い場所)の肺がんを、喀痰細胞診は気管や太い気管支に発生する肺がんを発見します。 また、低線量胸部CTを組み合わせることで、より早期の肺がんを発見できることが報告されています。
検査してから肺がんとわかるまではどのくらい?
検査結果は、検査後10日~1ヶ月ほどで主に文書で通知されます。
肺がん検診 何年に一回?
受診間隔は、乳がん検診、子宮頸がん検診、胃がん検診が2年に1度、大腸がん検診、肺がん検診が1年に1度の間隔が推奨されされています。 また、対象年齢は、子宮頸がん検診が20歳以上、大腸がん、肺がん、乳がん検診が40歳以上、胃がん検診が50歳以上を推奨しています※2。
肺がんはレントゲンでわかりますか?
特に自覚症状がない時期の肺がんを、最も手軽に検査できるのが「胸部X線検査」(レントゲン検査)です。 健康診断や肺がんの集団検診で行われています。
肺に影はどんな病気があるの?
胸部レントゲン写真にて肺に影がうつる原因には、いろいろなものがあります。 肺がんや縦隔腫瘍以外に肺炎、肺結核、気胸、肺気腫、肺水腫などの病気もわかります。 また、血管の蛇行や、肋骨の重なりなどができものとみえてしまうこともあります。