POINT 肺水腫とは 肺の中に水が溜まってうまく呼吸のできなくなる病気です。 心不全や肺炎、敗血症などが原因で肺水腫になりやすいです。 主な症状は息切れ・血痰・喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)などです。 身体診察や画像検査、心臓超音波(エコー)検査、採血検査などから総合的に診断します。
肺に水が溜まる どんな病気?
肺水腫は、この毛細血管から血液の液体成分が肺胞内へ滲み出した状態です。 肺胞の中に液体成分がたまるため、肺で酸素を取り込む際の効率が低下し、重症化すると呼吸不全に陥ることもあります。
肺に水がたまる 何科?
早急に大学病院、市民病院などの呼吸器内科を受診した方が良いと考えます。 ご質問の「肺に水が溜まっている」との情報だけでは何が原因でそのような状態となっているかは判断できません。
肺に水がたまったらどうなりますか?
肺水腫の主な症状は呼吸困難です。 仰向けになると息苦しくなるため起き上がって座りたくなったり、夜中に突然息苦しくて目が覚めたりします。 また、のどの奥でゼーゼーという音がしたり、ピンク色の泡のようなたんが出ることがあります。 進行すると皮膚や口唇は紫色になり、冷や汗をかいて血圧が下がり意識状態が悪くなることもあります。
肺の水はどこに溜まる?
胸水は胸膜腔に溜まる 胸水は、臓側胸膜と壁側胸膜の間に溜まります。 臓側胸膜と壁側胸膜の間の空間は、胸膜腔と呼ばれており、胸水の貯留が生じるのはこの場所です。 なお、正常なヒトでも、胸膜腔には少量の胸水(約10mL~20mL)が存在します。