肺炎には、さまざまな感染経路があります。 ウイルスや細菌は小児の鼻やのどによくみられ、吸い込んだ時に肺に感染します。 また、咳やくしゃみによって生じる飛沫核によっても感染します。 さらに、特に、出産時や生後間もない時には血液によって感染することもあります。
肺炎球菌どこから感染?
肺炎球菌は、のどの奥や鼻に存在する菌(常在菌)で、咳、くしゃみなどにより飛沫感染します。 乳幼児期には、保育園などの集団生活で感染したり、さらに兄弟間で感染したりします。
肺炎球菌 どこにある?
肺炎球菌は主に乳幼児の鼻やのどの奥に高頻度(20-50%)に常在(保菌)し¹、成人では3-5%に常在しています²。 保菌者のすべてが発症するわけではなく、小児では無症状での保菌が多いです。 咳をすることによって唾液などを通じてヒトからヒトへ感染し(飛沫感染)、小児の細菌感染症の主な原因菌です。
細菌性肺炎 どこから?
細菌性肺炎の要因としては、一般的に、インフルエンザ菌や肺炎球菌、クレブシエラ菌、黄色ブドウ球菌などの口や喉、鼻の奥などにいる一般細菌があり、これ以外にもレジオネラ菌、A群溶血性連鎖球菌、肺炎桿菌などがあります。 人の場合は、もともと喉に入る病原菌を取り除く免疫力があります。
肺炎を放っておくとどうなる?
肺炎は、症状がかぜとよく似ているため、気づかずに放置しているケースが多く、その結果、重症化して亡くなることがあります。