肺がんが 胸腔 きょうくう (胸壁と肺の間のスペース,図参照)にひろがった結果, 胸水 きょう . 胸水の量が増えると肺を圧迫してしまい息苦しさの原因となります。
肺に水が溜まるのはどうしてですか?
胸水には、主に胸膜の炎症や癌などによる滲出性(しんしゅつせい)胸水と非炎症性の漏出性(ろうしゅつせい)胸水の2種類あります。 滲出性胸水の原因としては、感染(細菌、結核など)、肺がんや胸膜に発生する悪性中皮腫といった腫瘍、関節リウマチなどの膠原病などによる胸膜炎があります。
肺がんで水がたまるのはなぜ?
滲出性胸水は、胸膜に炎症が起き、血管から水分やタンパク質などが染み出しやすくなるために起こるもので、肺がんや肺炎などが原因です。 胸水の色は淡い黄色から黄褐色、濁っているなどさまざまです。 漏出性胸水は、血管内の水圧上昇や血液中のタンパク質濃度が低下して浸透圧が下がるために起こるもので、心不全や肝硬変などが原因です。
肺に水がたまる 何科?
早急に大学病院、市民病院などの呼吸器内科を受診した方が良いと考えます。 ご質問の「肺に水が溜まっている」との情報だけでは何が原因でそのような状態となっているかは判断できません。
肺癌 転移 どこ?
リンパ行性転移では,肺がんは最初に近くのリンパ管に侵入し,リンパの流れに乗って,次のリンパ節に転移します。 つまり病変の一番近いリンパ節,肺門リンパ節,縦隔リンパ節,反対側のリンパ節の順にひろがります(図2)。