心臓弁膜症の有病率は、年齢とともに上がる傾向にあります。 日本では、65~74歳で約150万人、75歳以上で約235万人の潜在患者がいると推測されます1,2。
心臓 手術 何歳?
結論からいえば、年齢の上限はありません。 実際、私どものセンターでは90歳以上の方も手術を受けられてお元気になっています。 簡単な目安は、90歳でも、ご自分の身の回りのことを日常的にされている方であれば、手術が可能です。
心不全と診断されて何年生きられるか?
現段階ではありますが、心不全で入院したことのある人は平均で5年間に約半数の方が亡くなっています。
弁膜症ってどんな病気?
心臓弁膜症は、さまざまな原因によってこの弁が正常に働かなくなってしまっている状態です。 弁が機能不全を起こす原因には、加齢、感染、外傷、そして先天的な問題などがあります。 心臓弁膜症はどの弁にも起こりますが、大動脈弁と僧房弁とで95%以上を占めるとされています。
心臓弁膜症は何科?
また、健康診断で心雑音を指摘されることがきっかけで、心臓弁膜症が発覚する場合もあります。 65歳を過ぎたら、定期的に心臓の検査を行い、早めに病気を発見できるよう気をつけましょう。 一般的に心臓弁膜症の検査は、循環器科で行われます。
弁膜症の原因はさまざまですか?
弁膜症の原因はさまざまです。 先天性、つまり生まれた時からの弁膜症は昔も今もありますし、リウマチ性はかつては多数見られましたが現在は減る方向にあります。 梅毒性なども時に見られますが減少しました。 最近は、加齢性 (高齢のため組織が弱ること)や動脈硬化性 (動脈硬化で血管と同様に弁も硬くなること)が増え、また心不全にともなう機能性弁膜症、つまり弁そのものは壊れていなくても、左室が弱って拡張し、弁をけん引し閉じなくなるケースが増えました。 また感染性心内膜炎というばい菌による弁膜症は年齢を問わず起こります。 弁膜症によっては原因に特徴があります。 たとえば「僧帽弁狭窄症」はほとんどがリウマチ性であり、「肺動脈弁狭窄症」はほとんどが先天性です。
高齢化社会になって弁膜症は増えていますか?
高齢化社会になって弁膜症は増えています。 弁も歳を取ることがあるのです。 弁膜症の原因はさまざまです。 先天性、つまり生まれた時からの弁膜症は昔も今もありますし、リウマチ性はかつては多数見られましたが現在は減る方向にあります。 梅毒性なども時に見られますが減少しました。
軽症から中等度の弁膜症で自覚症状を起こしにくくなりますか?
軽症から中等度の弁膜症で自覚症状がない場合であれば、治療せず経過観察をします。 中等度以上で心臓の機能が保たれている場合は現状を維持するために薬物療法を行うことがあります。 薬物療法では弁そのものの状態は治せませんが、心臓の負担を軽くすることで心不全を起こしにくくする効果が期待されます。
心臓弁膜症はどのような病気ですか?
心臓弁膜症は何らかの原因で心臓の弁が硬くなったり開きや閉まりが悪くなったりする病気です。 心臓の弁がうまく働かないと、心臓の中で血液が逆流してしまい、逆流した血液を押し戻そうと心臓の筋肉は余分に仕事をしなくてはいけなくなります。 その結果心臓が疲れてしまい、全身に十分に血液を供給できず、息切れや呼吸苦などの症状がみられることがあります。 心臓弁膜症の推計患者数は、200~300万人と言われています。 高齢化が進む現代では、加齢による弁の異常により発症するケースが多く、患者は年々増加傾向です。