ぶんべんていし【分娩停止】 原因には、陣痛が非常に弱い、胎児の頭部と骨盤(こつばん)の大きさに不適合がある(CPD=児頭骨盤不均衡(じとうこつばんふきんこう))、胎児の位置の異常、胎児の回旋(かいせん)(出産の際、骨盤の大きさに合わせるように回りながら出てくること)の異常などの場合が考えられます。
妊娠何週で陣痛?
「産婦人科診療ガイドライン」では、「妊娠41週では分娩誘発を行うか、陣痛発来を待機する」「妊娠42週では原則として分娩誘発を勧める」と記載されています。 当院では羊水に異常なければ41週、羊水量減少があれば早めの分娩誘発を行うことが多いですが、御本人と相談しその都度方針を決めているのが実際のところです。
吸引分娩 何回まで?
「産婦人科診療ガイドライン−産科編2011」では、 吸引分娩総牽引時間20分以内、吸引分娩術回数5回以内ルールを推奨しているが、それ以内であっても 随時分娩方法の見直しを行うことが重要である。
分娩は第何期?
分娩は大きく3つの段階に分けられ、それぞれ「第1期」・「第2期」・「第3期」としています。 分娩第1期 陣痛の開始から、子宮口(子宮頸部)が完全に開く(全開大、約10cm)までの期間を指します。 分娩第1期は「潜伏期」と「活動期」に分けられます。
出産 なんで痛い?
子宮の収縮や子宮出口が引き伸ばされることによる刺激は、子宮周辺にある神経を介して背骨の中の神経(脊髄)にまとまって伝わります。 この刺激はさらに脊髄を上って脳に伝わり、そこで痛みとして感じられます。