室温が上がると、空気中に存在できる水蒸気の量(飽和水蒸気量)が増えるのですが、室内の水蒸気量は変化しないため、相対湿度が下がってしまう現象が起きます。 人は相対湿度が下がることで乾燥を感じるため、室内全体の水分量は変わらなくても、部屋が暖まることで乾燥したと感じるようになるのです。 10 февр. 2022 г.
部屋が乾燥してるとどうなる?
部屋の空気が乾燥すると、鼻や喉の粘膜が乾燥して防御機能が低下し、体内に空気中の細菌やウイルスが侵入しやすくなってしまう。 さらに、湿度が低いとウイルスが浮遊しやすくなる。 風邪やインフルエンザなどの感染症が、冬に流行しやすいのもそのためだ。
部屋が乾燥してるかどうか?
部屋の乾燥をカンタンに知る方法 一番手軽にできるのは、「コップに付いた水滴から湿度を確認する」という方法。 氷水を入れたガラスのコップを部屋の中に置き、しばらくしてコップの外側に水滴が付けば、過ごしやすい湿度。 逆に時間が経っても水滴が付かなければ、乾燥している状態と考えられます。
部屋の湿度 なぜ下がる?
気温が低くなる冬は、空気中に含まれる水分が少なくなるため乾燥する。 また冬に暖房を使うと室温が高くなり、飽和水蒸気量が増える。 しかし加湿をしないと室内の水分量は変わらないため、飽和水蒸気量に対する空気中の水分割合が低くなる。
乾燥するのはなぜ?
つまり空気中の水分は増えずに、温度だけが上昇するため、湿度(相対湿度)が低下して乾燥を引き起こしてしまうのです。 また、エアコンの温風が直接、体に当たると、肌や唇、髪などが乾燥する原因となってしまうこともあるでしょう。 冬のお悩みでいちばん多い「乾燥」でのお困り。 その原因は「湿度」の影響が大きいことがわかります。