ギンナン(イチョウの実)(イチョウ科) この果実には特有の悪臭があり、触れると外果皮に含まれるビロボールが原因でアレルギー性皮膚炎を起こすことがあります。
ぎんなん 触らない?
拾ってもよい場所か確認し、落ちているもの拾おう。 果肉の成分ギンコール酸が、かぶれや炎症の原因になるので、ゴム手袋やビニール手袋を着用し、素手で触らないにように注意したい。 ギンナンを入れる袋は臭い漏れの防止に、密閉式ビニール袋かビニール袋を二重に。
ぎんなんのアレルギー?
ギンナン接触性皮膚炎はギンナン成分による”かぶれ”です。 ギンナンの外皮の内側のヌルっとした部分のビロボールという物質に何度か触れることにより感作が成立(アレルギー物質に反応するように免疫細胞が覚えてしまうこと)してしまったため、ギンナン拾いや銀杏の皮をむいて調理した後に強い痒みを伴う”かぶれ”がおこることです。
ぎんなんの病気?
ぎんなん中毒による症状は、主に嘔吐と痙攣だそうです。 ほかにも顔面蒼白だったり、呼吸困難、めまいや意識混濁、便秘、発熱なども起こるそうです。 発症時間は、食べてから1~12時間と時間の幅が広く、大抵は24時間から90時間以内に回復するようですが、希に死亡例もあるそうです。
ぎんなん 食べてる部分?
普段私たちが食べているぎんなんは、いちょうの樹に なる実(果肉)の中の、さらに殻に包まれた胚乳の部分で す。