ぎんなん中毒による症状は、主に嘔吐と痙攣だそうです。 ほかにも顔面蒼白だったり、呼吸困難、めまいや意識混濁、便秘、発熱なども起こるそうです。 発症時間は、食べてから1~12時間と時間の幅が広く、大抵は24時間から90時間以内に回復するようですが、希に死亡例もあるそうです。 体調不良を感じたらすぐに病院に行きましょう!
ぎんなん中毒 どのくらい?
ぎんなん中毒はどのくらいの数を食べると起こるかというと、小児で7~150個、成人は40~300個と言われています。 体内でビタミンB6の邪魔をする物質が有毒成分なので、ビタミンB6が体内にどれくらいあるのかや基礎疾患で変わってくるのでこれだけの開きがあるというわけです。
ぎんなん 悪くなると?
ギンナンには、ビタミンB6と構造の似た4'-メトキシピリドキシンを含んでおり、摂取するとビタミンB6の働きを阻害し、数時間のうちにビタミンB6欠乏症となり、中毒になると考えられています。
ぎんなん食べすぎたら?
ギンナンを食べ過ぎると、嘔気嘔吐を誘発する他、痙攣発作を起こすことが知られています。 ギンコトキシンがビタミンB6の働きを阻害すると、GABAが産生されないという事態に陥ります。 GABAは脳神経の興奮を抑制させる物質ですから、それがなくなった結果、異常興奮して痙攣を起こすと考えられています。
銀杏中毒 いつまで?
銀杏中毒の症状は、多くの場合は24時間以内に消失するとされています。 しかし、銀杏の摂取量や基礎となる栄養状態などによっては、命にかかわることもあるため注意が必要です。