加齢による骨量の減少は、そのスピードを遅らせることは可能ですが、完全に食い止めることはできません。 「ロコモティブシンドローム」を知っていますか? ロコモティブ .
骨粗鬆症になるとどうなるか?
骨粗しょう症の症状の背中の曲がりや背の縮みは、内臓を圧迫し、呼吸器機能や消化器機能を低下させます。 また、わが国の足の付け根の骨折( 大腿骨近位部骨折 だいたいこつきんいぶこっせつ )の予後に関する報告では、骨折した方のうち、およそ10%強の患者が1年以内に死亡していくとしています。
骨粗鬆症は病気ですか?
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは、骨のカルシウム分(骨量)が少なくなり、骨の強度が低下してしまう病気です。 その結果、骨がもろくなり、腰が曲がったり、背中や腰の痛みを訴えるようになり、またちよっとしたことでも骨折しやすくなります。
骨粗鬆症 薬やめたらどうなる?
でも、お薬を止めてしまうと、骨はだんだんと脆くなっていき、ちょっとしたことで折れやすくなってしまいます。 高齢になってから骨折すると、寝たきりとなってしまう場合もありますので、そうならないよう、「予防」することが大切なのです。
骨粗鬆症 治療 いつまで?
大腿骨近位部骨折の抑制効果を期待するのであれば,少なくとも2-3年の継続が必要とされていますので, 3年間は継続したいものです。 英国の保険診療制度でも,骨粗鬆症治療を始めたら,3年間は骨密度検査をせずに治療を継続することになっていると聞きます。
なぜ骨粗鬆症は治すのですか?
骨粗鬆症は、姿勢と生活のトータルで治す。 ある意味では整形外科医の実力が問われている病態だ。 究極でいうと、骨粗鬆症に薬はいらんのです。 しかし、薬を出さないと患者のモチベーションが持たない。
骨粗鬆症は自覚症状がない可能性がありますか?
骨粗鬆症は自覚症状がないため、骨密度の検査を定期的に受けるなど、日頃から意識してチェックすることが大切です。 骨粗鬆症によって直接命をおびやかされることはありませんが、要介護になったり、寝たきりになったりする可能性は十分にあります。
骨粗しょう症の発症率はどれですか?
この骨の強度を低下させる主な要因としては、①女性ホルモン (エストロゲン)の欠乏、②加齢、③運動不足などが考えられています。 そのため、高齢になるほどに増加傾向で、特に女性は男性の約3倍もの発症率といわれます。 骨粗しょう症は単に骨折しやすくなるだけの疾患ではありません。 生活の質や活動範囲を狭くすることに繋がり、社会生活に悪影響を及ぼします。 2. 骨粗しょう症の種類 骨粗しょう症は、以下のように2種類に分けられます。 特に中高年女性がかかる多くを占める骨粗しょう症は、原発性骨粗しょう症のなかでも閉経後骨粗しょう症と呼ばれるものです。 明らかな原因疾患などがなく、主に女性ホルモンの低下や加齢によって引き起こされるものです。
アメリカで骨粗鬆症の頻度はどのくらいですか?
アメリカでの統計によれば、65歳以上の女性の26%、85歳以上の女性の50%以上が骨粗鬆症であることからもわかるように、極めて頻度の高い病気です (2)。 どうして女性にばかり言及するかといえば、骨粗鬆症は女性に多い病気だからです。