しかし、骨粗鬆症自体は薬や食事療法、運動療法などで治療が可能な病気です。 治療中は転ばないように杖を使ったり、家の中でもなるべく段差を少なくして、手すりをつけるなどの工夫をして骨折を防げば、手術をすることはありません。
骨粗鬆症はどのくらいで治る?
多くの場合、骨粗しょう症の薬物治療は、1年・2年~といった息の長い治療で効果があらわれます。 痛みが消えた、なかなか骨密度が上がらないからと、自己判断で薬を中断しないようにしましょう。
骨粗鬆症には何がいいですか?
栄養やカロリーのバランスがよい食事を規則的に摂るのが、食事療法の基本です。 ♦カルシウム牛乳・乳製品、小魚、干しエビ、小松菜、チンゲン菜、大豆製品など※ 骨粗しょう症や骨折予防のためのカルシウムの摂取推奨量は、1日700~800㎎です。
骨粗鬆症になるとどうなる?
骨粗鬆症は骨の量が減り、骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。 骨がもろくなると体の重みで骨がつぶれてしまうことがあります。 これを圧迫骨折といいます。 圧迫骨折になると、背中が丸くなり内臓が圧迫される為、消化不良、便秘、胸焼け等の症状がでます。
骨粗鬆症 薬やめたらどうなる?
でも、お薬を止めてしまうと、骨はだんだんと脆くなっていき、ちょっとしたことで折れやすくなってしまいます。 高齢になってから骨折すると、寝たきりとなってしまう場合もありますので、そうならないよう、「予防」することが大切なのです。
骨粗しょう症の原因は何ですか?
骨粗しょう症 の主な原因は「加齢」「閉経」「その他」です。 骨密度(骨の量の目安)は、成長期に上昇し、男女とも20歳ごろにピークに達します(最大骨密度)。 40歳代くらいまでは維持できますが、その後、徐々に骨密度は低下していきます。
骨粗鬆症は、骨を固定するための手術が必要ですか?
人間の骨は、容易には骨折しない構造となっています。 ところが、骨粗鬆症にかかると、壁に手をついたり、物を持ち上げるなど、ちょっとしたことで骨折することがあり、その場合には外科的な処置をとる必要があります。 また、転んで大腿部頸部などを折ってしまった場合などは、骨を固定するための手術が必要になります。 しかし、骨粗鬆症自体は薬や食事療法、運動療法などで治療が可能な病気です。 治療中は転ばないように杖を使ったり、家の中でもなるべく段差を少なくして、手すりをつけるなどの工夫をして骨折を防げば、手術をすることはありません。 86歳の祖母が腰痛のため、病院に行ったところ「骨粗鬆症にともなう痛み」と診断され、痛み止めを処方されました。
日本骨代謝学会が定めた骨粗鬆症はどれですか?
日本骨代謝学会が定めた評価法では、若年平均値(20~44歳の平均骨量)の70%未満が骨粗鬆症となります。 診療の現場では、50~60%の方をよく見かけますし、ときには40%代の方もいらっしゃいます。
骨粗鬆症による慢性的な腰痛はありますか?
まず病状から推測して、骨粗鬆症による慢性的な腰痛に加えて新しく骨折が起こり、激しい痛みが生じたと考えられます。 骨粗鬆症による脊椎骨折は骨量の低下とともに増加し、5個以上の脊椎が骨折することも珍しくありません。 骨粗鬆症にかかると、強い外力がなくても骨折が起こります。 背骨は骨折するたびに圧迫変形を起こして、次第に背中が円くなります。 長期間経過をみると、骨折を起こしたときはしばらく激しい痛みがありますが、骨折が治るとともに激しい痛みは消え、慢性的な痛みとなっていきます。