骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは、骨のカルシウム分(骨量)が少なくなり、骨の強度が低下してしまう病気です。 その結果、骨がもろくなり、腰が曲がったり、背中や腰の痛みを訴えるようになり、またちよっとしたことでも骨折しやすくなります。 24 авг. 2021 г.
骨粗鬆症になるとどうなる?
骨粗しょう症の症状の背中の曲がりや背の縮みは、内臓を圧迫し、呼吸器機能や消化器機能を低下させます。 また、わが国の足の付け根の骨折( 大腿骨近位部骨折 だいたいこつきんいぶこっせつ )の予後に関する報告では、骨折した方のうち、およそ10%強の患者が1年以内に死亡していくとしています。
骨粗鬆症の原因となるのはどれか?
生活習慣 運動不足や寝たきりにより、骨への負荷が不足すると骨量は減少します。 また食事からのカルシウム・ビタミンD・ビタミンKなどの欠乏は、骨密度・骨質の低下につながります。
骨粗鬆症どんな人に多いか?
高齢者や女性以外でも 過去に骨折したことのある人、タバコを吸う人、お酒を多く飲む人、ステロイド系のお薬を使用している人、両親に骨折歴[特に太ももの付け根の骨折]のある人、運動不足の人や、体を動かすことが少ない人は骨粗鬆症になりやすいといわれています。
骨粗鬆症を治療するにはどうすればよいですか?
骨粗鬆症を治療する目的は、骨密度が低下することを防ぎ、骨折を防止することです。 主な治療方法は薬物治療ですが、骨粗鬆症は運動や食事などの長年の生活習慣も発症に大きく関わっているので、 運動療法や食事療法などを普段から行って、骨密度を維持し高めていくことも大切です。 骨粗鬆症の治療薬は、現在、続々と開発されています。
続発性骨粗鬆症とは何ですか?
続発性骨粗鬆症とは、骨を弱くする原因となる疾患や、薬などによって引き起こされる骨粗鬆症です。 副甲状腺機能亢進症やバセドウ病、性腺機能低下症などの内分泌系の疾患のほか、運動器や内臓疾患、糖尿病などの生活習慣病が主な原因となります。 これらの疾患が原因の場合は、治療と同時に骨粗鬆症の予防や対策を進める必要があります。 また、ステロイドの長期服用は骨の形成を促すホルモンの分泌を減少させ、これが原因で骨粗鬆症を発症することもあります。 特発性骨粗鬆症は、原発性や続発性のように加齢や疾患などが原因ではなく、突発的に起こって急激に進行する骨粗鬆症です。 「妊娠後骨粗鬆症」が代表的なものです。
骨粗鬆症にカルシウムは必要ですか?
骨をつくるうえでカルシウムは欠かせません。 骨粗鬆症の発症者だと、食事と薬で約1000mgを摂取すると良いとされています。 上記の薬以外にも、タンパク同化ホルモン製剤やイプリフラボンなどが処方されることもあります。