骨粗鬆症由来の痛みは激烈な痛みではなく、気になる程度の痛みが慢性的に続く場合もあります。 千葉大学で治療している骨粗鬆症の患者さん258人のうち、10%に骨粗鬆症由来の痛みがあり、閉経直後の女性に訴えが多いことがわかっています」。 25 окт. 2016 г.
骨粗鬆症は痛みがありますか?
骨粗鬆症ではその8割以上で腰や背中に何らかの痛みがあります。
骨粗鬆症ってどんな病気ですか?
骨粗鬆症とはどんな病気ですか。 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは、骨のカルシウム分(骨量)が少なくなり、骨の強度が低下してしまう病気です。 その結果、骨がもろくなり、腰が曲がったり、背中や腰の痛みを訴えるようになり、またちよっとしたことでも骨折しやすくなります。
骨粗鬆症が進むとどうなる?
骨粗しょう症になって骨がもろくなり、背骨がつぶれてしまうと、身長が縮んでしまうのです。 1度背骨に骨折が生じると、再骨折のリスクも高くなります。 気になる症状があれば、そのままにせず、早めに医療機関を受診しましょう。 4cm以上身長が縮んだ人は積極的に骨密度検査やレントゲン検査を受けることが推奨されています。
腰が痛くなるのはなぜ?
腰痛症の原因はさまざまですが、腰痛のうち原因が特定できるものはわずか15%程度といわれています。 代表的なものは、腰椎が直接障害される圧迫骨折や、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄などがありますが、その他、細菌感染やがん、臓器や血管などの病気が原因となり、腰痛を引き起こすこともあります。
骨粗鬆症由来の痛みは慢性的に続くのですか?
骨粗鬆症由来の痛みは激烈な痛みではなく、気になる程度の痛みが慢性的に続く場合もあります。 千葉大学で治療している骨粗鬆症の患者さん258人のうち、10%に骨粗鬆症由来の痛みがあり、閉経直後の女性に訴えが多いことがわかっています」。
骨粗鬆症に痛みを起こすメカニズムがありますか?
整形外科医として骨粗鬆症の患者を診察する中で、骨粗鬆症に痛みを起こすメカニズムがあるのではないか、と思ったことが研究を始めるきっかけだったといいます。 骨粗鬆症の前段階の痛みとは、レントゲンやCT、MRIなどの画像検査をしても骨折が見当たらず、脊柱に変形もなく、他の病気でもないのに痛みだけがあります。 このような痛みは、「骨粗鬆症由来の痛み (疼痛)」と呼ばれ、骨折による痛みとは異なると鈴木特任助教は話します。 「骨粗鬆症による骨折やぎっくり腰は、ものすごく痛みます。 骨粗鬆症由来の痛みは激烈な痛みではなく、気になる程度の痛みが慢性的に続く場合もあります。
骨粗鬆症に対する治療は重要になってきますか?
すなわち骨粗鬆症に対する治療が大事になってきます。 「骨粗鬆症の第一選択薬であるビスフォスフォネート製剤は、破骨細胞の活性化を抑えて骨密度を改善する薬であり、内服してもらうと痛みもよくなることが研究結果からわかっています。 骨粗鬆症由来の痛みが存在しているときは、骨粗鬆症の有無を確認し、適切な治療を開始することが痛みの治療につながるわけです」。
骨粗鬆症の腰痛はどのように起こりますか?
腰痛があると日常の動作(ADL)に影響を及ぼし、その結果、骨や筋肉が弱くなることにつながります。 それが原因で新たな骨折を起こし、また痛みが引き起こされます。 このように骨粗鬆症の腰痛から悪循環を起こし、生活の質(QOL)が低下してしまいます。