1つの骨が全く新しい骨に変わるのには3~4ヶ月、全身の骨は約3年でまったく新しいものに入れ替わります。 私たち人間の骨は全部で206本ありますが、赤ちゃんの時には約350本 もの骨が認められています。 骨といっても分離骨といわれ長い時間をかけて一部つながりあって成人した段階で206本になります。
新しい骨に入れ替わるにはどのくらいの時間がかかりますか?
全身には206本の骨があるわけですから、体のすべての骨が、新しい骨に入れ替わるには、約3年(長い人で約5年)かかるといわれています。 骨芽細胞は、建物でいうと鉄筋にあたる「コラーゲン」をつくり出し、そこにたんぱく質の一種である「オステオカルシン」を塗ります。
私たちの骨は常に新しいものに入れ替えられていますか?
私たちの骨は、成人になり、成長が止まったあとにおいて、高齢になるまで変化しないと思われがちですが、実は常に骨の中身は新しいものに入れ替えられています。 我々の骨は常に新陳代謝が活発に行われているわけです。
骨の成長は減っているのですか?
骨の数は成長と共に減っているのです。 なんだか不思議な感じがしますが、これは、癒合といって、骨と骨がくっついてひとつの大きな骨になりながら成長の過程を歩んでいくことが原因です。 特に、頭がい骨や手腕骨(手指や手首の骨)、骨盤でよくみられる現象です。
骨代謝は、新しい骨に入れ替えるにはどのくらいかかりますか?
骨代謝では、古くなった骨を溶かしてなくす「破骨細胞」と、新しい骨を生成する「骨芽細胞」がサイクルをくり返し、一定の形を密度を保ちながら、1つ1つの骨を新しい骨に入れ替えています。 私たち体は、1日に約1グラムずつ、新しい骨に作り替えられています。 1本の骨が新しい骨に入れ替わるには、約3〜4ヶ月かかります。