コラーゲンという繊維(鉄筋)のまわりにリン酸カルシウム(コンクリート)がたくさんくっついて骨ができているのです。 骨は生きた細胞からできていて、それぞれが手を取り合うように結びつきあっています。 骨は、16〜18歳の成長期によく伸びます。 骨には小さな穴があいていて、そこには血管が通っています。 7 окт. 2010 г.
骨は何年で生まれ変わるのか?
骨は絶えず吸収(破骨細胞が骨を溶かす)と形成(骨芽細胞が新しい骨を作る)を繰り返し、約10年をかけてすべて入れ替わるといわれています。 この生まれ変わりは特に骨の再構築(リモデリング)といわれます。
骨にはどのような機能があるか?
運動器の中でも特に骨が担っている役割は非常に多く、基本的には身体を支えることにあるのですが、それ以外には脳や内臓の保護や、造血作用などがあります。 また、骨はカルシウムを貯蔵する機能や、血中のカルシウム濃度が低下した際に、骨に貯蔵してあるカルシウムを血液中に放出し、一定量を維持するという働きもあります。
骨 どうやって大きくなる?
骨にはとなりの骨と連結しているところに、軟骨(なんこつ)というやわらかい部分があります。 骨がのびるときは、まずこの軟骨が大きくなります。 軟骨は、先に成長したところから順にかたくなり、それが骨となって、少しずつ骨が大きくなっていくのです。 この軟骨の成長が止まると、骨は、もうそれ以上長くなることはありません。
なぜ骨は硬くなったのか?
骨の中にはたくさんのカルシウムがありますが、もちろんそのカルシウムがくっつくための土台となる、柱のようなものが必要となります。 タンパク質でできたコラーゲンという繊維の枠組みの中にカルシウムがくっついて硬くなっているというイメージです。
骨は大切なはたらきをしているのですか?
骨は大切なはたらきをしているのね〜。 骨のなかにある骨髄(こつずい)では、酸素や二酸化炭素を運ぶ赤血球(せっけっきゅう)、細菌(さいきん)やウイルスとたたかう免疫(めんえき)の主体となる白血球(はっけっきゅう)、けがをしたときに出血を止める血小板(けっしょうばん)などが作られています。 またこれらの血球成分や養分・ホルモン・老廃物(ろうはいぶつ)などを運ぶ液体成分の血漿(けっしょう)は、肝臓(かんぞう)で作られているといわれています。
骨の成長は減っているのですか?
骨の数は成長と共に減っているのです。 なんだか不思議な感じがしますが、これは、癒合といって、骨と骨がくっついてひとつの大きな骨になりながら成長の過程を歩んでいくことが原因です。 特に、頭がい骨や手腕骨(手指や手首の骨)、骨盤でよくみられる現象です。
骨と骨がくっついて成長の過程を歩んでいく原因なのですか?
なんだか不思議な感じがしますが、これは、癒合といって、骨と骨がくっついてひとつの大きな骨になりながら成長の過程を歩んでいくことが原因です。 特に、頭がい骨や手腕骨(手指や手首の骨)、骨盤でよくみられる現象です。 骨一本一本の成長に目を向けてみると、乳幼児期の骨は軟骨成分が多くあると言われています。 そこに血流が生まれ、カルシウムが運ばれると軟骨の石灰化(骨化)が始まります。 この石灰化は骨の中心に近い部分から起こることがわかっており、骨の両端は軟骨組織が成長の過程の中でも遅くまで残ります。 子どもの骨が衝撃に弱いのは、この両端の軟骨(骨端軟骨)が多く残っているからです。
骨の役割は何ですか?
骨の役割としては、身体を支える、骨格として臓器を守る、骨髄で白血球・赤血球・血小板をつくるなどがあげられます。 骨の構造をみてみますと表面を覆う白色の結合組織である骨膜、その内側で硬い骨質からなる緻密質と内部に骨髄を含む柔軟な骨質の海綿質から成り立っています。 どの骨をとってみても骨の表面には虫が食ったような孔がぽつぽつとあいています。 これらのうち、こまかい孔やくぼみは、骨膜から骨質に入り込む結合組織であるシャーピー線維が侵入する孔であり、輪郭がはっきりした直径1から2ミリの穴は細い血管が骨に出入りするためのもので、栄養孔とよばれています。