発育期の骨には、骨の端に成長軟骨と呼ばれる成長をつかさどる軟骨層がある。 X線写真では、この部分が細い隙間として見え、骨端線と呼ばれる。 小児では、スポーツや交通事故などの強い外力によって骨端線を損傷する場合もある。 転んで手をついたり、肩や肘から落ちた時などに多くみられ、高齢者の転倒によって生じる4大骨折の一つ。
骨は成長し長くなりますか?
この部位で骨は成長し長くなります。 個人差はありますが、骨の成長はおおむね女性では15-16歳、男性では17-18歳までに完了する為、この骨が完了する時期に合わせて軟骨は骨に変わり、レントゲンで確認できる隙間のようなものはなくなります。
軟骨は成長ホルモンを作る材料できていますか?
その軟骨が固くなって骨に置き換わる骨化現象によって、骨の長さが伸びていき、身長も徐々に高くなっていくでしょう。 軟骨はたんぱく質から作られるコラーゲンでできています。 そして成長ホルモンはアミノ酸や亜鉛などから作られているので、成長ホルモンを作る材料としてこれらの必要な栄養素をきちんと摂取するようにしましょう。
骨端線に成長軟骨が作られますか?
骨の長さは骨端線にある軟骨が作られることで伸びるとされています。 この骨端線に、脳下垂体から分泌される成長ホルモンが働きかけると骨の伸びにつながります。 成長ホルモンが骨端線を刺激すると、骨端線に成長軟骨が作られます。
骨端軟骨板は成長障害でありますか?
その為、大人では骨折になるところが、子供では骨端線損傷となってしまうということがよくあります。 骨端軟骨板は骨の成長を司る部分になりますので、骨端線損傷では成長障害を残すことがあり、適切な診断と治療が必要になります。 また、骨がくっついた後も成長障害がでていないか定期的な経過観察を要することもあります。