測定部位は、腰椎、大腿骨(股関節)、あるいは前腕(橈骨)です。 なぜこれらの部分で測定するのかというと、それは骨粗鬆症による骨折の好発部位であるからです。 骨折リスクの評価には、骨折の好発部位と同じ部位の骨密度測定が有効であるため、腰椎、大腿骨、前腕で測定します。
骨塩定量 なぜ?
骨を構成しているカルシウムなどのミネラル類の量を測定する検査です。 このミネラル成分が不足してくると骨がもろくなり、骨折しやすくなります。 骨密度検査は、粗鬆症や代謝性骨疾患の診断に役立ちます。 骨密度を数値化することで骨量の減少を早期に発見し、骨粗鬆症の適切な予防や治療を行うことが可能になります。
骨塩定量どんな検査?
骨塩定量検査とは 骨中のカルシウムなどのミネラル成分の量を測定するものです。 骨粗しょう症の診断や治療の経過観察、または、ホルモンのバランス異常による、あるいは先天性の代謝性骨疾患の診断や治療、病態の解明などに用いられる検査です。
骨塩定量検査 何ヶ月に一回?
骨塩定量検査は、骨粗鬆症の診断及びその経過観察の際のみ算定できる。 ただし、4 月に1回を限度とする。
骨粗鬆症 どこの骨?
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になると骨折しやすくなります。 骨折しやすい部位は、背骨[脊椎]、太ももの付け根[大腿骨近位部]、手首[橈骨遠位部]、腕の付け根[上腕骨近位部]です。