小さなひびから開放(複雑)骨折まで骨は基本的に丈夫な組織で、とくに若く健康な人の骨は日常的な負荷の数倍もの外力に耐えられます。 骨折とは、骨が持つ強度以上の .
骨折はどうやったらなるのか?
骨折は骨に力がかかって発生します。 健康な骨では、かなり大きな力がかからないと骨折しません。 しかし、骨全体が弱っていたり、骨の一部が溶けていたりすると、弱い力でも骨折します(病的骨折)。 また、健康な骨に弱い力がかかる場合でも、同じ場所に繰り返し長期間かかり続けると骨折することがあります(疲労骨折)。
骨折 リハビリ なぜ?
リハビリが大切な理由 骨折部位を長期間動かさないでいるために、固定を外すころには骨折部周辺の筋肉量が減り、細くなっています(筋肉の萎縮)。 また、関節も固定していた場合は、固まって動きが悪くなっています(関節の拘縮)。 リハビリは、このような状態から筋肉や関節を回復させ、もとの機能を取り戻すためのものです。
なぜ骨折しても治るのか?
骨折部では骨髄から出血して、血腫という種々の成長因子を含んだ凝血塊ができ、骨折部の周囲組織の炎症がおさまるとともに様々な細胞が増殖して骨癒合に向かいます。 また骨折部周辺の骨膜にある骨膜細胞が骨芽細胞という新しい骨を作る細胞に変化し、骨の形成を始め、骨の修復が始まります。
骨折 固定しないとどうなる?
血管の少ない硬い骨、骨折部への圧迫力が少ない骨では骨癒合が遅れます。 骨折部がしっかりと整復・固定されず、いつまでも少しぐらついている状態では骨癒合が遅れ、時には骨癒合をしないこともあります。 骨折部で骨が繋がらず、動く状態が続けばレントゲン像で骨折部は関節の様に映り、これを偽関節と言います。