きれ痔(裂肛)は、肛門の出口付近の皮膚(歯状線の下にある肛門上皮)が切れた状態で、「さけ痔」とも呼ばれます。 便秘による硬い便の通過や、下痢便の強い勢いなどで、肛門の出口付近が切れたり、直腸肛門部の血液循環が悪くなることが原因です。 患部を清潔に保つ肛門が不衛生な状態だと、症状の悪化や、切れ痔から感染して肛門周囲膿瘍を起こすことがあります。便秘や下痢を起こさない入浴や坐浴を行い、清潔を保つ
切れ痔って何?
裂肛(切れ痔)とは硬い便の排泄や下痢によって肛門の皮膚が切れたり裂けたりして起こります。 痛みの為に排便を抑えるようになり、便秘になります。 こうなると傷が慢性化して肛門潰瘍となり、肛門が狭くなってしまいます。 そしてますます便が通りにくくなり、傷がひどくなるといった悪循環を繰り返します。
何度も切れ痔になる?
ほとんどの切れ痔は薬物治療で治ります。 しかし、一度治療したとしても、生活習慣を改善し、下痢や便秘が改善しなければ切れ痔を再発します。 再発を繰り返すと症状が慢性化し、「肛門ポリープ」「見張りイボ」等を併発してしまう恐れもあります。 このような場合には手術が必要となります。
切れ痔はどうしたらいい?
食事や運動など生活習慣を改善して便通を整えるように心がけましょう。 便が硬くて市販の下剤を使う場合は、便を軟らかくする作用がある非刺激性の下剤(酸化マグネシウムなど)がおすすめです。 また、入浴やお尻だけお湯につける座浴で傷口を清潔に保つことも、切れ痔の改善に有効です。19 июл. 2021 г.
切れ痔 何割?
一番多いのは男女ともにほぼ6割が内痔核で、切れ痔は女性が15%、男性が8%と開きがあります。 逆に痔瘻は男性が13%、女性が3%ですので、こちらは男性の方が多くなっています。 今回は切れ痔の原因と、女性に多い理由について説明します。
切れ痔に対してどのような治療を行いますか?
適切な治療を受けることで、傷や痛みの改善が期待できます。 また、他の病気の症状の一つとして切れ痔が起こっている場合、病気の早期発見・早期治療にも繋がります。 病院では、切れ痔に対して次のような治療を行います。 局所麻酔薬やステロイド含有の注入軟膏や座薬を使用して治療を行います。
痔がなかなか治らない場合は病院へ行くべきですか?
切れ痔がなかなか治らない、何度も繰り返してしまう。 このような場合は、病院へ行くようにしましょう。 その際に受診する科としては、できれば 肛門科 が望ましいですが、肛門科がない時は内科、もしくは消化器科でも構いません。 女性の場合、妊娠中や産後であれば産婦人科を受診してもよいでしょう。
切れ痔の傷から細菌感染が起こることがありますか?
切れ痔の傷から細菌感染が起こると、切れ痔から発生する 痔瘻 を発症することがあります。 一般的な痔瘻と同じく、根本的に治療するためには手術が必要です。 この記事は参考になりましたか? この記事は参考になりましたか?
妊娠中に痔が疑われることはありますか?
また、痔になると必ず痛みや出血が起こるわけではないので、妊娠中に痔であることを自覚しないまま出産を迎え、いきんだ拍子に肛門が圧迫されて切れて出血、もしくはイボ痔が肛門から飛び出てしまう脱肛がよくあるそうです。 自覚症状が特にない場合は判別が難しい面もありますが、妊娠中に痔が疑われる場合は恥ずかしがらずに、あらかじめ看護師さんや助産師さんにその旨を伝えておきましょう。