ヘルニアの再発、手術について専門医が詳しく説明致します。再発ヘルニアにはPELD法が適した方法です。
ヘルニア 再発 なぜ?
術後数か月以内の早期の再発は脱出準備状態にあったヘルニアが残っていたことが考えられます。 手術の後も椎間板は次第に変性(劣化)が進み、分節化(細かくちぎれる)され、浮いて遊離してきます。 またその椎間板に非生理的な動きや、異常な過剰な負荷が加わっていると椎間板の変性が進み再発の原因となります。
ヘルニア 何度も再発?
腰椎椎間板ヘルニアの手術後の患者さんが、再度同じ部位の椎間板ヘルニアに対する手術を受けた場合を再発とすると、手術後5年までの再発率は4-15%程度と言われています。
ヘルニアになったらどうしたらいい?
治療法 腰椎椎間板ヘルニアの約80-85%は自然経過で軽快するとされ、いわゆる保存的療法と呼ばれる治療法を行うことを原則とします。 保存的療法としては、安静・腰椎コルセットの装着・腰椎牽引療法・腰部のマッサージなどの理学的療法などがあります。
なぜヘルニアになるのか?
椎間板ヘルニアの主な原因は椎間板への強い圧力です。 椎間板は、髄核と呼ばれる軟らかい組織と、それを覆う線維輪と呼ばれる硬い組織でできています。 椎間板に大きな負担がかかると線維輪が破綻し、そこから軟らかい髄核が突出してきます。 そして突出した髄核が神経に当たると様々な症状引き起こすのです。