犬の椎間板ヘルニアってどんな病気? 老化、外傷、激しい運動、遺伝などが原因で椎間板が変性して突出し、脊椎の上にある太い神経(脊髄)を圧迫することで起こる病気です。 頚部、胸部、腰部どこにでも発症の可能性があり、痛みや麻痺といった神経症状が生じます。 椎間板は脊椎にかかる圧力を分散する役割があり、非常に重要なものです。
犬 ヘルニア どうする?
椎間板ヘルニアの主な治療法は、外科手術、内科治療(炎症を抑える薬の投与)、安静などです。 症状のグレードや全身状態によって治療方法が選択され、症状の改善を待ちます。 グレード2までは、内科療法に比べて外科療法は数%程度改善率が高い程度です。
犬 ヘルニア どのくらいで治る?
期間は4〜6週間といわれています。 この期間は破綻してしまった椎間板の繊維輪が修復されるまでの期間とされています。 激しい痛みを伴う場合には鎮痛剤を使用することがありますが、疼痛の緩和は犬の積極的な運動を助長してしまうので注意が必要です。
犬のヘルニア 何歳?
ハンセン1 型ヘルニアの多くは3-7歳までの間に急性に発症しますが、8歳以上の犬でも珍しくありません。 一方、外傷による場合を除いて2歳未満で椎間板ヘルニアを起こす事は非常に稀です。
犬 ヘルニア 痛み いつまで?
後肢を少しでも動かすことができる、または足をつねると明らかに痛みを感じる場合は10日以内。 発症後これらの日数を過ぎると回復の確率が格段に下がっていきます。 ただし、頚椎の椎間板ヘルニアでは手術のタイミングはあまり重要でなく、発症後1カ月以上経過した子でも回復する可能性は十分あります。