のどに何かをつまらせた場合に最も問題となるのは、呼吸ができなくなることです。 通常、呼吸が止まると1分程度で意識障害がおこり、5分以上続くと救命の可能性が25%以下になるといわれています。 したがって、つまったものを速やかに取り除くことが必要です。 9 окт. 2021 г.
喉が詰まるとどうなる?
大きな異物が完全に気道を塞いでしまうと、その結果、窒息状態となります。 突然苦しみだして、口を「ぱくぱく」させて、必死で呼吸をしようともだえ苦しみ、時間が経つと顔色が悪くなり意識消失します。 この場合、早急に異物を取り除かなくては呼吸ができなくなり、いずれ心臓が止まってしまいます。
なぜ喉に詰まるの?
食べ物を一度にたくさん食べたり、脂肪分の多い食事をしたり、アルコール飲料を飲んだりすると、胃酸の逆流を防ぐ食道下部の筋肉がゆるみやすくなります。 胃酸は強い酸性を保っているため、逆流すると食道だけではなく、のどの粘膜に炎症が起き、自覚症状としてのどのつかえを感じるようになります。
窒息 どのくらいで死ぬ?
呼吸が完全に停止してから3分を過ぎると死亡するおそれがあり、10分たつと生存率は50%、15分を少し過ぎると死亡率は100%になるとされています。 食べ物がのどに詰まって、窒息が疑われる場合は、周囲の人が速やかに対処することが重要です。
餅を喉に詰まらせたらどうする?
「餅などをのどに詰まらせたことに気づいたら、直ちに背部叩打法(はいぶこうだほう)を行ってください。 患者の後ろに回って、手のひらの付け根で、左右の肩甲骨の中間あたりを力強く何度も叩くのです。 餅などが取れるか、患者の反応がなくなるまで続けます」と横浜相原病院(横浜市瀬谷区)の吉田勝明院長が言います。