化け猫のなす怪異は様々だが、主なものとしては人間に変化する、手拭を頭にかぶって猫おどりする、人間の言葉を喋る、人間を祟る、死人を操る、人間に憑く、山に潜み、オオカミを引き連れて旅人を襲う、などといったことがあげられる。
化け猫 いつから?
平安時代(794年~1185年) 「猫が化ける」という図式が登場し始めたのは、おそらく平安後期の頃だろうと推測されます。
猫又は誰?
猫又伝説「黒部峡谷の猫又山」 越中国(富山県)の黒部峡谷に出現したと伝えられている猫又は、もともと富士山に住む老いた猫でした。 老猫は狩で他の獣とともに駆り出されたとき、軍兵を食い殺して逃げ回った末、富士山から追放されてしまいます。 その後、老猫は猫又となり、黒部に移り住み盛んに人を殺しては村人を怖がらせていました。
猫又 何する?
性格は多種多様で、凶暴で人間に悪さをする猫又もいれば穏やかで飼い主に恩返しをするような猫又もいます。 猫又には、ペットとして飼われていた猫が化けた猫又と野生の猫が化けた猫又の2種類がいると言われています。 ペットの猫が化けた猫又が書かれたものとしては、鎌倉時代の「古今 著聞集」があります。
猫の妖怪は 何?
猫又、猫股(ねこまた)は、日本の民間伝承や古典の怪談、随筆などにあるネコの妖怪。 大別して山の中にいる獣といわれるものと、人家で飼われているネコが年老いて化けるといわれるものの2種類がある。