いぼ痔(外痔核)は、排便時の負荷などによって、歯状線より下の皮膚部分の静脈叢がうっ血してできた、いぼ状のはれを指します。 肛門外側の皮膚には、知覚神経(痛みを感じる神経)が通っているため、いぼ痔(外痔核)ではほとんどの場合、痛みを感じます。
いぼ痔ってどうやってなるの?
便秘がちで排便の際に強くいきんだり、長時間座りっぱなしでいるなど肛門に負担がかかることで痔が発生するといわれています。 肛門に負担がかかると、内肛門括約筋と肛門の粘膜の間にある組織(毛細血管などが集中するクッション部分)がうっ血して血行障害が起こり、その部分が痔核(いぼ痔)となってしまうことがあるのです。
いぼ痔になるとどうなる?
放置すると、「耐えられないほど激しい痛み」をともなうことがあります。 排便に影響がでることも考えられるので、放置せずに治療することをおすすめします。 また、重症化してから緊急手術をすると、肛門が狭くなり、出血しやすくなることがあります。
いぼ痔ってどんな病気ですか?
① 内痔核(いぼ痔) 内痔核とは直腸、肛門部に「うっ血による腫瘤(しこり)」をつくったものです。 排便時の痛みや出血 、進行すると脱出(脱肛)します。 うっ血の原因は下痢や便秘、妊娠出産、長時間の立ちっぱなし、座りっぱなしなどです。 内痔核は4段階に分類されます。
いぼ痔って何色?
真っ赤で鮮やかな血の色なら、痔か肛門のすぐ上の腸からの出血です。 痔であれば、治療をすれば治ります。 痔の治療をしてもよくならないような場合は、直腸やS状結腸のガンなど他の病気の恐れがありますので、検査が必要です。 また、黒っぽい色だったら大腸ガンの恐れもありますので、すぐに検査を受けてください。