風邪やインフルエンザにかかった時も咳や痰が出ますが、2週間以上続くことはまずありません。 2週間以上続くときは、肺や気管支など呼吸器の病気にかかっている疑いが強いので、病院で検査を受けましょう。 2週間以上咳や痰が続く呼吸器の病気には、肺がんや肺結核のほか、喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などがあります。
痰が出続けるのはなぜ?
痰は口や鼻と肺をつなぐ気道から出る分泌物です。 痰は気管にある細菌やウイルスなどの異物を排出するために分泌されます。 気管とはもっとも太い気道のことです。 そして痰が分泌されているということは、体の防御反応が細菌やウイルスに対して正常な働きをしているといえるでしょう。
加齢 痰 なぜ?
のどの筋肉が衰えて嚥下機能が低下すると、痰がたまりやすくなってきます。 以前は咳払いをで痰を吐き出せていた人も、加齢の影響で難しくなる場合もあります。 咳払いをしても痰が取れないと感じる時には、胸の上側、痰がたまっていると感じられるのどの下側あたりに手のひらを押し当てて、咳をするタイミングで圧迫します。
痰がずっと絡む 何科?
なかなか治らない患者さんは一度、のど・鼻を診る耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。 口の中からのどの奥、気管支まで粘膜の状態を詳しく診てもらい、また鼻もあわせてチェックを受け、しっかり治療してもらうとほとんどの方は良くなります。
痰がらみの咳 いつまで?
ケース1.「風邪の後」痰がらみの咳が続く ウイルス性の場合だと、数日~1週間程度で自然によくなることが多いです。 <急性気管支炎>ウイルスや細菌に感染して風邪をひき、その炎症が気管支まで拡がることで起こります。 <副鼻腔炎>鼻の周囲にある副鼻腔という部分の粘膜に炎症を起こしている状態です。