しかし肌が乾燥してくると、角質層の水分が不足してきて、皮膚は柔軟性を失い、ひび割れしたり、皮がむけたりします。 これが乾皮症の症状です。 乾皮症が進行すると、強いかゆみや赤み、水ぶくれなどの湿疹を併発する、乾燥性皮膚炎(皮脂欠乏性湿疹)になる場合があります。
皮膚が乾燥してるとどうなる?
乾皮症は、肌の皮脂と水分が減少することが原因といわれています。 初期は、皮がむけたりひび割れたり肌がゴワゴワする程度ですが、症状が進むと皮膚が亀の甲羅のようにひび割れ、赤みや強いかゆみを生じることもあります。 年齢とともに肌が乾燥しやすくなるため、乾皮症は中高年に多く見られます。
乾燥肌 何が悪い?
肌が乾燥するとまず、皮膚の生まれ変わりを促す仕組みであるターンオーバーに一時的な不調が起き、未熟な角層細胞がどんどん作られてしまいます。 未熟な角層細胞は、保湿機能やバリア機能が十分に働かないため、肌の乾燥はますます進み、乾燥の悪循環に陥ってしまうのです。
乾燥肌の原因は何?
乾燥を引き起こす原因は肌の「バリア機能低下」にあります。 バリア機能が正常な状態では、肌の水分が保たれているため、アレルゲンなどの侵入や外部刺激から肌は守られています。 しかし、このバリア機能が低下すると肌が乾燥しやすくなり、刺激も受けやすくなるのです。
ドライスキン 何科?
これらの日常的なケアで改善がみられない場合や、乾燥やかゆみが強い場合には医療機関(皮膚科)を受診し、適切な指導や治療を受けるようにしましょう。