腰部脊柱管狭窄症に対する手術にはいくつか方法があります。 1つは椎弓の一部と肥厚した黄色靭帯などを切除して脊柱管を広げる方法、もう1つはそれに加えて上下の骨を癒合させる方法です。 ただし、すべり症のように腰椎が前後左右にずれていた場合は、固定術が必要となります。
脊柱管狭窄症 手術何時間?
また重量物や中腰姿勢も好ましくありません。 ヘルニアを合併した狭窄の場合、特に上記注意が必要です。 手術時間、出血は1椎間2時間程度で、20mlほどです。 皮膚切開は1椎間なら2cmほどですが2〜3椎間になれば長くなります。
脊柱管狭窄症 手術しないとどうなる?
腰部脊柱管狭窄症や腰椎すべり症で手術を受けなくても、車いすになることは多くの場合は心配ありません。 しかし、時に神経症状の悪化から足の筋力の低下や、強い痛みしびれで歩行が困難になる場合もあります。 その場合は手術のタイミングとなりうるでしょう。 また、放っておいても物理的な脊柱管の圧迫が自然に改善することはありません。
脊柱管狭窄症 手術 何度も?
通常、脊柱管狭窄の再発の場合、再手術は可能です。 10年前に手術を行ったのであれば、脊柱管が再び狭くなり、再発することは稀ではありません。 薬物療法や運動療法を行っても症状が改善しない場合、再手術を考慮して良いと考えます。 ただし、再手術を行う前に確認すべき点があります。
脊柱管狭窄症は完治しますか?
長い時間が経過すると、それだけ狭窄が強くなる可能性が高いです。 しかし、痛みの程度は狭窄の程度と必ずしも一致しないので、症状については、投薬などの保存治療を長期間受け続けた場合、2~3割のケースで改善することが分かっています。 狭窄した脊柱管を広げ、根治を目指す場合、手術が必要です。