まず、高齢になると、皮膚がもろくなっていること。 そして、寝たきりになると筋肉が萎縮し、長い間体を動かさないと関節が変型して固まります。 さらに運動しないので血流が流れにくくなり、感染に対する抵抗力も低下します。 このような状態の中で、皮膚の局所に対して圧迫が加わることで、褥瘡が発生しやすくなるのです。
寝たきり 褥瘡 なぜ?
しかし、寝たきりの人は自分で体位を変えることができないため、同じ場所にずっと体重がかかり、骨の出っ張っているような部位に褥瘡が生じてしまうのです。 また、加齢によって皮膚が薄くなっていたり、栄養状態が悪かったり、糖尿病などの持病により、感染に対する抵抗力が落ちていることも、褥瘡が発生する要因になります。
褥瘡なぜできる 看護?
褥瘡ができるメカニズムには、発生に直接結びつく、身体の一部にかかる過剰な圧力・応力(静的外力)と、身体がほかの力によって動かされることによって生じる外力(動的外力)の2つがかかわってきます。 これら2つの外力が皮膚の同じ部位に長時間加わることで、褥瘡は発生します。
やせ 褥瘡なぜ?
「やせ」が進むと脂肪量が減少するので、骨が突出し褥瘡(じょくそう;床ずれ)などの原因となります。 また皮膚が弾力を失い、硬く乾燥し、冷たくなります。 髪もパサつき、抜けやすくなります。
褥瘡 ドレッシング材 なぜ?
ドレッシング材の役割は、創傷の自然治癒過程に最も適した湿潤環境を提供するものです。 浅い褥瘡(真皮までの損傷)の創周囲には線維芽細胞が豊富に存在しており、湿潤環境を整えることによって治癒が促進しやすい時期です。 そのため、褥瘡予防・管理ガイドラインでもドレッシング材が有用だとしています。