診断にはレントゲン、CTといった画像検査が重要です。 胸部レントゲンでは肺が縮小し、肺の下側がうっすら白くなります。 CT検査が診断の中心となります。 CTにより間質性肺炎の有無から、「通常型」や「非特異性」などの形の分類、重症度など多くの情報が得られます(図表2)。
間質性肺炎ってどんな 肺炎?
間質性肺炎は、この間質にさまざまな原因による炎症が起こり、壁が厚く硬くなって(線維化)、血液中に酸素が取り込まれにくくなる病気です。 症状としては、歩行やそのほか日常生活の中で身体を動かしているとき(労作時)に感じる息切れ、痰(たん)を伴わないせきなどが現れます。
間質性肺炎 何人に1人?
難病情報センターによると、発症率は1万人にひとりとされていますが、初期には自覚症状が目立たないこともあり、診断されていない人も多いと考えられます。
間質性肺炎 何歳?
中年以降の発症が比較的多い。 60歳代が最も多い。 女性は20~30歳が多い傾向がある。 急性型では3ヶ月以内で死亡、慢性型では4~5年で死亡。
間質性肺炎 痰 なぜ?
この小さな袋で酸素と二酸化炭素のガス交換がなされて、肺が呼吸という役割を担います。 間質性肺炎は、この肺胞の壁が炎症を起こして厚くなったり硬くなって、ガス交換の働きができなくなります。 ですので、症状としては、咳・痰がでたり、ひどくなると呼吸困難に陥ります。