石けんの洗浄成分は、動植物油と苛性ソーダか苛性カリを原料としている界面活性剤です。 界面活性剤は、石鹸・洗剤以外にも、化粧品、薬など、様々な所で使われています。
界面活性剤 何から?
まず石油からアルキルベンゼン・アルファオレフィン・高級アルコールといった合成界面活性剤原料を作ります。 それに硫酸化(スルホン化)や中和といった複雑な化学合成を経て合成界面活性剤を作り出します。
界面活性剤 何に使われている?
朝起きて、顔を洗う石けん、歯を磨く歯磨き、食器を洗う洗剤、入浴時のボディソープ・ヘアシャンプー・ヘアリンス、衣類の洗剤、柔軟剤、帯電防止剤、手指の殺菌剤など私たちの清潔と衛生をまもるために活躍しているのが一番身近な界面活性剤です。
界面活性剤って何だろう?
界面活性剤は、界面(物質の境の面)に作用して、性質を変化させる物質の総称です。 構造としては、1つの分子の中に、水になじみやすい「親水性」と、油になじみやすい「親油性」の2つの部分を持っています。 この構造が、本来、水と油のように混じり合わないものを、混ぜ合わせるのに役に立ち、汚れを落とす洗浄の働きをするのです。
界面活性剤は何性?
界面活性剤は、多くの種類があり界面活性剤自体は中性です。 配合剤の種類により、2種類に分類されています。 アルカリ緩衝作用をもつものを配合しているのでアルカリ性を示します。 粉末状のものと液体状のものが市販されています。