また、けいれん発作後には、頭痛や疲労感、意識の混濁、四肢の脱力感などが残ることがあります。 けいれんが長時間持続する場合や、短時間のうちに何度も生じる場合を「けいれん重責」状態といい、低酸素状態に陥りやすいため、速やかな治療が必要です。
痙攣が続くとどうなるか?
強い筋収縮を伴う全身けいれんが起こり、十分な呼吸ができなくなります。 体温も上昇します。 迅速に治療しなければ、心臓と脳に過度の負荷がかかって永続的な損傷が残る可能性があり、ときに死に至ることもあります。 全身けいれん重積状態は、頭部外傷や抗てんかん薬の使用を突然やめるなど、多くのものが原因となります。
痙攣はなぜ起こるのか?
大脳のはたらきの異常が原因で腕や足が動く場合を指すことが多いのですが、腹痛や、顔面のひくひくした動き、運動時のこむらがえり等も俗にけいれんと呼ばれます。 けいれんの原因となる大脳の障害は、脳の感染症、頭蓋内出血、低酸素症、中毒などの急性のものと、てんかんなどの慢性反復性のものとに分けられます。
痙攣とはどういうことですか?
ふるえ(振戦)や痙攣(けいれん)は、自分の意思とは関係なく身体の一部が勝手に動いてしまう症状を指します。 ふるえは、日常的によく見られる症状で、生理的に起こっている場合は大きな心配はありません。 ただし、頻繁に繰り返すふるえや、継続的に起こるふるえに関しては、何らかの疾患が隠れている場合もあり注意が必要です。
痙攣は何科?
それは神経内科です。 神経内科医が集まる学会(日本神経学会)には「神経内科は脳や脊髄、神経、筋肉の病気をみる内科です。」 と書かれています。