一方、認知機能障害を基盤に患者の性格や環境などに影響して出現する妄想・幻覚・抑うつ症状・興奮・徘徊・意欲の低下などの症状を行動・心理症状(BPSD)という。
認知症の症状のうち、BPSDはどれか?
認知症になると、記憶力が低下する以外にも、いきなり外に出て行ってしまう「徘徊」や、財布を盗られたと訴えてくる「物盗られ妄想」など、さまざまな症状が見られるようになります。 この徘徊や物盗られ妄想は、認知症のBPSD(行動・心理症状)に分類され、ほかにも種類があります。
認知症のBPSD〈Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia〉はどれか。?
行動心理症状(BPSD)について 行動・心理症状は、周囲の不適切なケアや身体の不調や不快、ストレスや不安などの心理状態が原因となって現れる症状です。 例えば、「怒りっぽくなる」「妄想がある」「意欲がなくなり元気がない」「一人でウロウロと歩き回る」「興奮したり、暴言や暴力が見られる」などの症状のことを言います。
認知症 BPSD なぜ?
BPSDは、中核症状のために本人が混乱したり落ち込んだりした結果として起こります。 不安、戸惑い、自分を責める、悲哀、絶望など、認知機能低下以外のすべての症状を含みます。 不適切な摂食・排泄、睡眠覚醒リズム障害、入浴の拒否などもあります。
認知症の中核症状はどれか。1つ選べ。?
認知症で、脳の細胞が死ぬ、脳の働きが低下することによって直接的に起こる記憶障害、見当識障害、理解・判断力の低下、実行機能障害、言語障害(失語)、失行・失認などの認知機能の障害を中核症状と言います。