そして、主要な抗がん薬は48時間以内に尿中や糞便中に排泄されます。 したがって、抗がん薬の治療をしている患者の排泄物を取り扱うときは、治療終了後48時間までを「曝露防止策を実行すべき時間」とし、必ず防護具(手袋、ガウン、マスク、フェイスシールドなど)を装着する必要があります1)2)3)。
抗がん剤暴露するとどうなるか?
曝露による健康影響は、抗がん薬の皮膚への付着やエアロゾルの吸入、経口的に体内に侵入することによって発生すると考えられています。 急性中毒症状としては、皮膚に付着した場合の神経症状や、眼への飛びちりによる角膜炎、抗がん薬を取り扱った手で喫煙や食事した場合の消化器症状などが挙げられます。
抗がん剤はいつまでやる?
腫瘍の種類、進展度などにより、抗癌剤の使用の期間、頻度は異なります。 治療は、抗癌剤の注射や経口を毎日、毎週1-2回、毎月1-2回など、さまざまな頻度で行われます。 また、治療の期間は通常最低でも3カ月はかかりますが、長い治療になると3年くらいかかることもあります。
抗がん剤 触ってはいけない なぜ?
抗がん剤というのは非常に危険なものなので、もし内服として処方された場合は素手で触らずにゴム手袋をしてから触るようにしてください。 また、尿中に排泄される物もあるので排泄物にも直接触れないようにしてください。 ・ アルキル化薬 核酸(DNAなど)の代謝を阻害して細胞の分裂をできなくして腫瘍細胞の分裂を抑えます。
抗がん剤は何時間かかる?
A3:採血から結果が出るまで約1時間、診察に約15~30分、点滴は 1~4時間程度(治療内容によって違います)かかります。 そんなに長時間できるのか心配になるかたもいらっしゃるかもしれませんが、所要時間は患者さんによってことなります。