カリウムを摂りすぎると、手指や唇のしびれ・全身がだるい・不整脈などの症状が現れ、心臓が止まってしまう原因にもなります。 カリウムを多く含む食品(果物・野菜・芋類・干し物等)や蛋白質の摂りすぎには特に注意が必要です。
カリウムの摂り過ぎはなぜいけないの?
カリウムの過剰摂取の影響 カリウムは大部分が尿中に排泄されますが、腎不全などで腎機能が低下するとカリウムがうまく排泄されなくなり、高カリウム血症になります。 高カリウム血症になると、筋収縮が調節できなくなり、四肢のしびれ、心電図異常などの症状が現れ、重篤な場合は心停止を起こすこともあります。
カリウム摂りすぎ どのくらい?
カリウムを多く含む食品やサプリメントの過剰摂取により、血中のカリウム濃度が5.5mEq/L以上になると「高カリウム血症」になる可能性があります。 高カリウム血症の主な症状は胃のむかつき(悪心)や嘔吐などの胃腸症状、しびれ、筋力低下などで、重症化すると不整脈や心停止を起こす場合もあります。
カリウムは何の摂りすぎを調整してくれる?
カリウムは身体に不可欠なミネラルの一つで、血圧を正常に保つ効果があるといわれています。 塩分の摂りすぎは高血圧の大きな要因となりますが、カリウムには塩分の排出を促す作用があるのです。
1日にカリウムはどのくらい?
カリウムの1日の摂取基準は成人男性2,000mg、女性1,600mgとなっています(2005年版日本人の食事摂取基準)。 特に、高血圧予防の意味からは成人は1日3,500mg取るとよいと言われています。