咳喘息は、好酸球による気道の炎症; 気道の炎症を抑える吸入ステロイド . 治療に必要な期間・休薬できるかどうか? . それは、以下の2つの理由からです
吸入ステロイド薬は、喘息の慢性炎症に対して優れているとされていますか?
吸入ステロイド薬は、現段階では喘息の慢性炎症に対してもっとも優れているとされており、 2015 年の喘息治療のガイドラインでは、長期管理治療のベース薬として吸入ステロイド薬が強く推奨されています。 すでに咳や息苦しさが出ている患者さんに対しては、気管支を拡げる作用のあるβ 2 刺激薬が併用して使われることが多く、成人喘息では、ステロイドとβ 2 刺激薬の合剤吸入薬が長期管理治療の主流になっています。 吸入薬は毎日吸わなければいけませんし、症状が無いのにお薬を使うのは嫌だと考える方もいると思います。 けれど、発作の予防を怠ってしまうと後々もっと苦しい目に合う可能性があるのです。
吸入治療で咳喘息は治らないのですか?
4.吸入治療でも咳喘息が治らない時は? まず咳喘息かどうかを調べる必要があります。 その次に、吸入薬がしっかりと吸えているか確認しましょう。 咳喘息は、β2刺激薬で改善する疾患というのが大前提にあります。 「そもそもβ2刺激薬吸入でも改善しない疾患=咳喘息以外の疾患」と考える必要があります。
ステロイド薬は、吸入しても咳が悪くなりますか?
ステロイド薬は、①の気道の好酸球による炎症・過敏性を改善しますが、 効果が実感できるまで1週間 程度の時間がかかります。 そのため、「吸入したら咳が良くなった」即効性を感じにくい欠点があります。 気管支拡張薬は、②の狭くなった気道を 5分以内に拡げる ことができるため、「このクスリはよく効く、続けよう!
咳喘息と十分な検査をしないで治療したのですか?
咳喘息と十分な検査をしないで診断された方も多いです。 などを咳喘息と診断して治療している可能性も多いです。 咳が出てから2~3日で咳喘息として治療を受けた。 吸入治療を開始して2~3日で症状が改善した。 発熱やのどの痛みなど風邪症状の改善とともに咳も治った。