咳喘息の診断 ① 喘鳴を伴なわい咳が少なくとも3週間以上続き喘鳴を伴わないこと ②気管支拡張剤が有効で、気管支拡張剤の投与で咳が軽快すること、が咳喘息を疑う症状になります。
喘息の咳ってどんなの?
咳喘息は、喘鳴(ゼイゼイ、ヒューヒュー)や呼吸困難を伴わず、乾性咳嗽(痰があまり絡まない咳)を唯一の症状とする喘息の一種とされています。 病的な咳は、続いている期間によって3種類に分けられます。 急性咳嗽には、風邪などのウイルス感染や、気管支炎などがあります。
咳喘息は何科を受診?
呼吸器内科、アレルギー内科に相談してください。
喘息は何か?
医学的に喘息とは、気道の慢性炎症が存在して、気道狭窄症状が良くなったり悪くなったりすること(➊ 気道可逆性)で、ゼーゼー・息切れ・咳・息苦しさなどの症状が変化する(❷反復する自覚症状)病気です。 夜間や早朝に増悪する傾向があります。20 нояб. 2020 г.
どんな時に咳が出る?
咳は、ほこりやウィルス、細菌などの異物が、体に入ってこないように働く防御機能です。 気道内に侵入した異物は、気道にある咳受容体を刺激し、その信号が脳にある咳中枢に伝えられ、咳が出ます。 異物のほかにも、気道に炎症が生じたり、気道に溜まった痰を出す為にも咳がでます。
咳喘息以外の病気はありますか?
ただ、咳だけでなく以下のような症状がある場合には、先に耳鼻咽喉科や内科を受診した方が良いと考えておきましょう。 このような場合は、咳喘息以外の病気という可能性が高いです。 先に耳鼻咽喉科や内科を受診して治療を受けた後、症状が良くならない場合に呼吸器科を受診すると良いでしょう。
咳喘息と気管支喘息の違いは何ですか?
咳喘息は喘鳴(ゼイゼイいうこと)や息苦しさを伴わず、咳だけを唯一の症状とする病気です。 日本では慢性の咳の原因としては最も頻度が高く、日常診療でもよく遭遇する病気です。 咳喘息と 気管支喘息 はどこが違うのですかとよく質問を受けますが、非常に大雑把に言えば、気管支が細くなって息が苦しくなりゼイゼイといい、時に重篤な病態になるのが 気管支喘息 、反対に気管支がそれほど細くならず喘鳴がなく咳だけの場合は咳喘息です。 咳喘息で起こる咳は、通常寝る前から早朝にかけて悪化することが多いです。 特に寝る前に布団に入ってしばらくすると、あるいは早朝から起床後に咳が出てくる場合が典型的です。 通常、咳は痰を伴わないか、あるとしても少量の場合が多く白色をしています。
咳喘息や喘息は放置している可能性がありますか?
咳喘息は放置していると本格的な喘息に進行する可能性があり、咳喘息以外にも長期の咳が続く病気があります。 咳喘息や喘息を専門に診るのは呼吸器内科ですので、「咳喘息かな ?」 と気になったときは、呼吸器内科医への受診をおすすめします。 一般的に喘息と言えば、気管支喘息のことを指しています。 気管支喘息では咳だけではなく、聴診器で聞けるヒューヒュー・ゼイゼイという喘鳴 ( ぜんめい) 、動けないほどの息苦しさ、痰などの症状を伴い、ときに呼吸困難におちいるほどの喘息発作が見られることもあります。 咳喘息は、喘息の一歩手前と考えられている病気です。 この 2 つは全く別の病気というわけではなく、咳喘息も喘息の一種です。 症状が咳だけにとどまっているものの、喘息と変わらない傾向を持っているのです。
咳喘息は激しい炎症を引き起こしますか?
咳喘息は咳がおさまってしまうと実感する症状がなく、症状がおきたときだけ病院に駆け込む方も多いのですが、激しい炎症をくり返すと気道の壁が厚くなり、さらに気道が狭くなって状態が悪化していく可能性がある病気です。 重症化を避け、本格的な喘息への進行を予防するためにも、激しい炎症をおこさないようにする継続的な観察治療が大切です。