迷ったら呼吸器内科を受診しましょう 咳が長引く時は、喘息など呼吸器の病気が原因であることが多いので、何科を受診すればいいのか迷ったら、まずは呼吸器内科を受診しましょう。 18 февр. 2021 г.
咳は何か?
肺や気管などの呼吸器を守るために、外から入ってきたほこり、煙、風邪のウイルスなどの異物を気道から取り除こうとする生体防御反応が咳(咳嗽=がいそう)です。 異物が入り込むと、まず咽頭や気管、気管支など気道の粘膜表面にあるセンサー(咳受容体)が感じ取ります。
咳が続く なぜ?
その一方で、3週間以上も咳が続くときには同じ感染症でも、マイコプラズマ、クラミジア、百日咳菌などによる気管支炎が考えられます。 そのほか、日本では高齢者だけでなく若い人でも結核が原因のこともあります。 感染症以外では、喘息、アレルギー性鼻炎、胃食道逆流症、一部の降圧薬の副作用、間質性肺炎、肺がんなども考えられます。
咳が止まらないのは何科に行ったらいいか?
病院・クリニックなどで咳の薬を服用しても咳が全く変わらず長引く時は、まずは「呼吸器内科」を受診してください。 一般的にかぜやインフルエンザなどの感染症による咳は徐々に軽くなり、2~3週間すれば次第に治まります。
喉がムズムズして咳が出る 何科?
なかなか治らない患者さんは一度、のど・鼻を診る耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。 口の中からのどの奥、気管支まで粘膜の状態を詳しく診てもらい、また鼻もあわせてチェックを受け、しっかり治療してもらうとほとんどの方は良くなります。
咳の原因はどのくらいありますか?
その他、逆流性食道炎や心不全、薬の副作用などさまざまな原因が考えられるので、病院では問診のほか、採血やレントゲン検査、呼吸機能検査などを経て、咳の原因を見極めます。 咳の種類は、痰の有無やどのくらいの期間続いているかによって分けられます。 そして、咳の種類によって、疑われる病気も異なります。 痰がからんでいない咳は、「コンコン」「ケンケン」という感じの乾いた音がします。 このような音の咳は、マイコプラズマ肺炎、アトピー咳嗽、クループ症候群などの時に出ます。 タバコを吸う習慣がある人も、乾いた音の咳をすることがあります。 痰がからんでいる咳は、「ゴホンゴホン」「ゲホゲホ」というような濁った音がします。
咳が止まらない病院はありますか?
咳が止まらない! 病院は何科? 咳が止まらない場合は、内科や耳鼻いんこう科、呼吸器内科を受診しましょう。 咳以外にも全身症状(発熱・胸やけなど)がある場合は、内科を受診しましょう。 鼻水やノドの症状が強い場合には、耳鼻いんこう科の受診をおすすめします。
咳がしつこく残っている場合は、肺疾患の疑いがありますか?
それ以上長引く時は、別の病気が原因だと考えられます。 例えば、風邪をひいた後、咳だけがしつこく残っている場合は、喘息の前段階である咳喘息を発症している可能性があります。 タバコを吸う習慣のある人で、しつこい咳に悩んでいる人は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の疑いがあります。
呼吸器内科や耳鼻科の検査で咳が止まらない場合は、病院を紹介してもらいますか?
呼吸器内科や耳鼻科の検査で異常が認められなかったにもかかわらず咳が止まらない場合は、逆流性食道炎や心不全、あるいはうつ病など心因性の病気が隠れていることがあります。 医師からそれらの可能性を指摘された時は、専門的な治療ができる病院を紹介してもらいましょう。 内科の病院には、咳や腹痛、発熱などさまざまな症状を総合的に診るところと、呼吸器内科、消化器内科、神経内科など、特定の病気を専門的に診るところがあります。