病原体やアレルゲンがそのまま肺まで入り込んだり、痰が肺に溜まってしまったり、ろくなことになりません。 咳の原因となる病気. 呼吸器感染症. 風邪(ここでは急性 . 咳(咳嗽)とは 咳とは気道に侵入した異物や分泌物を即座に排出するための、生体反射の一つです。 咳は呼吸器系の病気のほとんどで起こる症状で、咳を来す疾患には様々なものがあります。 また心臓や消化器の疾患で起こる場合もあります。
咳嗽は反射的におきますか?
咳嗽は気管やのどの表面が刺激されると反射的におきます。 たとえば乾いた空気や冷たい空気を吸い込んだりして咳が出ることもあれば、気道に炎症があってその刺激で咳が出たり、喀痰などを早く排出するために出ることもあります。 喀痰や咳嗽の原因となる代表的な病気は以下の通りです。 喀痰が排出されるような病気では、咳の反射が低下するような基礎疾患がない限り咳を伴います。 そのため、まずは咳の期間である程度原因を予想します。 3週間未満の咳は急性咳嗽といい、ほとんど感染が原因です。 特別な経過やほかに特別な症状があれば、必要に応じて胸のレントゲンやインフルエンザの検査などを行います。 3週間を過ぎ、8週間未満の咳は遷延(せんえん)性咳嗽といいます。
嚥下障害は咳嗽反射と関係していますか?
嚥下障害は咳嗽反射と密接に関係しています。 嚥下とは、食べ物を認識して口に運び噛んで流し込むまでの動作のことです。 この一連の流れができないことを嚥下障害と言います。 嚥下障害の原因とは、脳梗塞や脳卒中などの脳血管疾患です。 また、生まれつき顎が小さい場合や発達障害、パーキンソン病などでも嚥下障害になることがあります。 嚥下障害は、物を飲みこみづらくなったという自覚症状から始まりその後、食事中にむせるようになり咳嗽反射を経験します。 特に固い食べ物やパサついたものが食べられなくなり、半流動食を好むことが特徴です。
咳嗽とは何ですか?
「咳嗽」とは、「咳」のことで、気道内の異物を排除する重要な生体防御反射です。 上気道に対する様々な物理的、化学的あるいは炎症性刺激が原因となり、肺内の空気が音を伴って反射的に呼出される現象です。 胸膜、縦隔、食道などの刺激によっても起こります。 これらは気道内の分泌物や異物を除去するための肺の防御反応の一つと言えます。 咳嗽は、「痰」を伴うか否かにより湿性咳嗽と乾性咳嗽に分けられ、3週間以上持続する咳を遷延性咳嗽、8週間以上持続する咳を慢性咳嗽と言います。 「成人の感染性咳嗽の診断」や「小児における慢性咳嗽の代表的疾患と診断」などについて日本呼吸器学会より「咳嗽に関するガイドライン」が出されているので参考にされると良いと思います。
咳反射が起こるのは異物が入り込んだ時に起こりますか?
咳反射が起こるのは異物が入り込んだ時のみではなく、体内に侵入した細菌やウルスなどを排出する際や食べ物や唾液などの誤嚥時にも起こります。 咳嗽と共に出る痰は、体内に入ってしまった細菌やウイルスを体外へ排出するためのものです。