喀痰細菌検査は、痰の中に細菌が含まれているかどうかを調べる検査です。 肺炎の原因菌の確定や結核の証明など、呼吸器感染症の診断のために痰をとり、培養して検査を行います(喀痰培養)。
喀痰検査 何がわかる?
喀痰検査で何がわかるの? ①喀痰細菌検査 喀痰に混じっている細菌や真菌など、 肺炎や気管支炎の原因になっている菌を調べます。 この検査には喀痰をスライドガラスに塗って 顕微鏡で観察する塗沫検査と、喀痰の中の菌を 培養して菌の種類を調べる培養検査があります。
喀痰検査 どのような疾患?
喀痰検査【かくたんけんさ】 肺結核,肺癌などの肺疾患診断のための検査。 量,色調,臭気なども参考になるが,喀痰中の細菌の検査,腫瘍(しゅよう)細胞の証明などが通常行われる。 細菌検査の場合は,培養試験によることもある。 肺結核で喀痰が採れない場合は,咽頭(いんとう)液か胃液を採取,喀痰に代えることがある。
喀痰検査 朝 なぜ?
これは、寝ている間に気道にたまった喀 痰が排出されるためです。 喀痰があまり出ない場合には、起床直後に採痰するようにしてくださ い。 ・ すぐに提出できない場合、喀痰は採痰容器に入れ冷蔵庫(4℃)で保存してください。 ・ 冷蔵庫で保存しても1日が限度です。
喀痰検査 いつする?
喀痰採取後ただちに検査を行うことが望ましいため、外来患者の場合はできるだけ来院時に採取させる。 培養に適した喀痰か肉眼的外観を観察し、唾液様の痰は検査に不適切であることを説明し、再提出を促す。 咽頭粘液を喀痰の代用とすることはできない。