ケロイドは皮膚の深いところにある真皮という部分で炎症が続いてしまうことにより生じる疾患です。 炎症ですから、痒みや痛みがあります。 本来、きずを治すために必要な炎症が過剰に続いてしまうため、血管ができて赤く見え、膠原線維(コラーゲン)ができて盛り上がります。
ケロイド どうしたらいい?
痒みや痛みに対して、外用薬(塗り薬、貼り薬)や内服薬が効果を示します。 また、肥厚性瘢痕の盛り上がりやこわばりに対しては、弾力包帯やスポンジなどによる圧迫固定、手術による除去や早期からの内服薬投与が行われます。 ケロイドにも内服薬やステロイドの局所注射などが使われることがありますが、高い効果は期待できません。
ケロイド 何科を受診?
ケロイドは激しいかゆみ・痛みを伴うことが多いので、早めに形成外科を受診することが望まれます。
帝王切開ケロイドは何科を受診?
また、手術痕が幅広く赤く硬く盛り上がっているなら肥厚性瘢痕で、痒みや圧痛が生じることがあります。 形成外科を受診してご相談なさってください。
ピアス ケロイド なんで?
ピアス後のケロイドは時には耳の変形・醜形を伴うことがありますが、患者さんによってはそれでもピアスを続ける人もみられます(資料5)。 原因として最も頻度が高いものは熱傷後のケロイド(資料6)や手術後のケロイド(資料7)です。