クループとは疾患の名前ではなく、感染症によって引き起こされる特定の呼吸症状の総称です。 声の通り道(声門周囲)にウイルス感染が起きることにより浮腫・腫れが起きることで症状が出現し、特徴的な咳(犬が吠えるような咳、オットセイが鳴くような咳)や鼻汁、発熱を認めます。
クループ咳ってどんな咳?
食道から気管に枝分かれする部分に声帯、つまり声を出すところがあります。 クループ症候群は主にこの声帯付近が狭窄、つまり細くなってしまうような状態となることで、犬が吠えるようなとか、オットセイの鳴き声のような、などと表現される特徴的な咳(犬吠様咳嗽)が現れます。
グループ咳 どんな?
クループは6カ月から3歳の乳幼児に多くみられます。 症状としては犬の吠えるような咳やしわがれ声、息をするとぜいぜいして苦しいといったことがみられます。 急変したり重症化することがありますので、疑ったら医療機関を受診して下さい。 一度かかるとくりかえすこともありますので風邪をひいたときは注意して下さい。
クループ 咳 何歳まで?
再発を繰り返しながら、5~6歳頃までに軽快することが多いようです。 2歳から6歳に好発し、先行する感冒様症状がなく急激に発症し、急に呼吸困難が増強し窒息死する危険性があります。 初期には高熱、のどの痛み、咳が出現し、12時間以内に吸気性喘鳴、ものをのみこめなくなり、よだれが多量にでます。
クループ症候群 どんな音?
風邪の症状から始まり、多くの場合、夜間突然に”犬の吠える声のような”、もしくは”オットセイの鳴くような”咳がでたり、息を吸うときに「ヒューヒュー」「ゼロゼロ」という音(これを吸気性喘鳴といいます)がしたりします。