クループとは? どのような症状なの? かぜをひいた時に、のどの奥(声を出すところ)あたりが腫れて気道が狭くなり、オットセイの声のような咳(犬の吠えるような咳)がでます。 他に、声がかすれたり、声が出なくなる、胸がゼイゼイ(ゴロゴロ)する、熱が出るなどの症状があります。
オットセイみたいな咳どんな?
食道から気管に枝分かれする部分に声帯、つまり声を出すところがあります。 クループ症候群は主にこの声帯付近が狭窄、つまり細くなってしまうような状態となることで、犬が吠えるようなとか、オットセイの鳴き声のような、などと表現される特徴的な咳(犬吠様咳嗽)が現れます。
急に咳き込むのはなぜ?
3週間未満で治まる急性咳嗽の原因は、ほとんどが風邪などの呼吸器感染症です。 遷延性咳嗽、慢性咳嗽と咳(せき)が長期間にわたるほど、感染が原因ではない場合が多くなります。 咳(せき)の症状が長く続くときには、喘息などアレルギー性の咳(せき)、副鼻腔気管支症候群、肺がんや結核などが疑われます。
グループ咳 どんな?
クループは6カ月から3歳の乳幼児に多くみられます。 症状としては犬の吠えるような咳やしわがれ声、息をするとぜいぜいして苦しいといったことがみられます。 急変したり重症化することがありますので、疑ったら医療機関を受診して下さい。 一度かかるとくりかえすこともありますので風邪をひいたときは注意して下さい。
クループ咳 なぜ?
クループとは疾患の名前ではなく、感染症によって引き起こされる特定の呼吸症状の総称です。 声の通り道(声門周囲)にウイルス感染が起きることにより浮腫・腫れが起きることで症状が出現し、特徴的な咳(犬が吠えるような咳、オットセイが鳴くような咳)や鼻汁、発熱を認めます。