電線・電柱に雷が落ちると、過度な電流が電線を伝って建物内に流れます。 屋内に入った電流が、コンセントの埃に引火したり、コンセントがつながった電化製品・精密機器がショートして出火したりします。 すぐに火を消せないことが、火事につながる原因です。
雷 山火事 なぜ?
山火事のメカニズムはシンプルです。 林野庁のデータによると、自然発火の原因は、主に高い 気温と乾燥、落雷などがあります。 乾燥することによって落ち葉の水分が失われ、枯れ葉同士の摩擦で火が起こり、周りの枯れ葉や木々に燃え移ることで火災になります。
雷に打たれるとどうなるのか?
直撃 人体が落雷の主電流に直接打たれることを言います。 多くの場合は大電流が体内を流れるため、死亡する可能性は極めて高く、落雷の直撃を受けた場合の死亡率は約70~80%(雷撃後に、何も処置しなかった場合は約90%)であることが、統計結果や動物実験から推定されています。
雷が鳴ったらどうするか?
姿勢を低くして、持ち物は体より高く突き出さないようにします。 雷の活動が止み、20分以上経過してから安全な空間へ移動します。 なお、保護範囲に退避していても、落雷地点の近くで座ったり寝ころんでいたりしていると、地面に接触している身体の部分に、しびれ、痛み、ヤケドが発生し、ときには歩けなくなることがあります。
雷が起きたらどうなる?
グラウンド、平地、山頂、尾根等の周囲の開けた場所にいると、積乱雲から直接人体に落雷(「直撃雷」といいます)することがあり、直撃雷を受けると約8割の人が死亡します※。 また、落雷を受けた樹木等のそばに人がいると、その樹木等から人体へ雷が飛び移ることがあります(「側撃雷」といいます)。