ゴロゴロと聞こえる原因 雷は周りの空気の温度を一瞬にして約3万℃(太陽の表面の温度の約5倍)に熱し、圧力を高めて一気に膨張します。 その時の衝撃が周りの空気に伝わり振動させ、ものすごい音になるのです。 近くで雷が落ちると「バーン!」 や「バリバリッ!」という音に聞こえます。
雷 爆発音 なぜ?
空気は基本的に電気を通しません。 しかし雷は非常に強い電気であるため、空気中を無理矢理通ろうとします。 すると、雷が通った後の空気が高温になり激しく振動します。 この振動こそが雷の音なのです。
雷が落ちてから何秒?
「雷までの距離(m)=光ってから雷鳴が聞こえるまでの時間(秒)×340(空気中で音が伝わる速さ)」で求めることができます。 例えば、ピカッと光った10秒後にゴロゴロと雷鳴が鳴った場合、「10×340」で雷まで3.4kmほど距離があることになります。
雷が落ちたらどうするか?
姿勢を低くして、持ち物は体より高く突き出さないようにします。 雷の活動が止み、20分以上経過してから安全な空間へ移動します。 なお、保護範囲に退避していても、落雷地点の近くで座ったり寝ころんでいたりしていると、地面に接触している身体の部分に、しびれ、痛み、ヤケドが発生し、ときには歩けなくなることがあります。
雷 下から上 なぜ?
大きな粒の方が重たいので、雲の下の方に移動し、小さな粒は上昇気流によって雲の上の方に移動します。 そのため、雲の下の方では負の電荷が、雲の下の方では正の電荷が集まります。 また雲底に集まった負電荷によって、大地では正電荷が誘導されます。 これを「静電誘導」と言います。